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| There will be blood |
アカデミー賞ノミネートで話題になった、表題の映画観ました。
主人公のダニエル・プレインビューは石油掘りを生業とする山師(本人はそうでは無いと言い張るが) 息子のH・Wと共にテキサスで油田を探す人生。
ある日彼は情報を手に入れる。サンデー農場に石油が眠っていると。 彼は見事土地を買占め、海上への輸送ルートを確保し、スタンダード石油にも迎合せず、 貧しき人々を虚言を弄して騙して、血にまみれた手で巨万の富を得る。
演出が非上に変わっています。音楽が不安を呼び起こす長調のストリングスで、 台詞も少なく、カルト的とさえ言える19世紀末の合衆国のプロテスタンティズム (これは現職大統領がそうなのだが)、ニヒルな主人公をはじめとして、人間達の欲望を活写しています。
ある人間のサクセスストーリーかつ大河ドラマなのかな、と思いきやそうでもありません。 ただ、心をわしづかむ何かはあります。
評価としては★★★☆☆なのですが、観るに値する作品であると言えます。 増してや、石油をめぐるとてもタイムリーな映画なのですから(笑)
スタンダード石油とは、ご存知ロスチャイルド家と世界を二分している(?)とも言われる ロックフェラー財閥創業、現在時価総額40兆円と試算される世界一の大企業、エクソン・モービルの 源流でもあります。 よく言われることですが、ロックフェラーは、油田よりも輸送ルート(この場合は鉄道)の重要性を 認識し、支配したと言われています。これは非常にクレバーで、現在もなお費えることの無い、 巨大な富の源泉となったとも。そして合衆国は、テキサスに眠る大油田からは多く採掘せず、 20世紀中、中東をはじめとした産油国から高いコストを支払い輸入し続けた。
現在、資源不足がまことしやかにささやかれる中で、未だ石油に変わる代替エネルギーは 確立されていないのが現状。第?次中東戦争、湾岸戦争、そしてイラク戦争。結局ムダな投資 ではなかったわけですね。サブプライムローン?中国の台頭?重要なファクターではありますが、 アメリカはまだつぶれないでしょうね。いつの時代も残虐と言えるほどクレバーです。
世界は誰が動かしているのでしょうか、支配しているのでしょうか。
神?国連?一般市民?
いやいや、カネを持ってる連中ですよ。俗に言う the man です。 全世界の6%の人間が、60%の資産を保持しているのですから。 ひょっとしたら、あなたもそのうちの1人かもしれませんが。
ホリ○モンじゃないですが、カネで買えないものなどこの世に存在しません。 いずれにせよ、我々一般大衆は、ブランド品とセレブリティに憧れ、それらを手にすることなく、 その貧しき一生を終えるのです。 これは、資本主義社会における最高におもしろいジョークですね。笑っちゃいます。 テーマ:映画 - ジャンル:映画
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